HTMLキャッシュの動作について知りたい

HTMLキャッシュの動作モードは以下の2つがあります

①変換元コンテンツの内容が変化しない場合に前回の変換結果を利用して応答を高速化する
②変換元コンテンツの変更に関係なく、一定期間の間は変換後コンテンツを使用しつづけることで応答を高速化する

①の場合は、HTMLキャッシュが有効な場合であっても、コンテンツサーバーへのProxy処理は通常通り毎回行われます。
そのため、変換元コンテンツの変更は即座に変換後コンテンツに反映されますが、Proxy処理コストが多少かかります。

②の場合は一定期間の間は変換元コンテンツへのアクセスを行いません。
そのためProxy処理コストはかからず、①より高速な応答が可能です。
ただし、変換元コンテンツを変更した際は、最大でアクセスしない期間で設定した時間だけ
変換後コンテンツの反映にタイムラグが発生する可能性があります。
特にジーンコードが複数台構成になっている場合は、それぞれのサーバ毎にコンテンツの反映タイミン
グが異なる可能性がありますので、注意してください。

また、変換元コンテンツの変更を確認する際は、HTTPヘッダIf-Modified-Since/Last-Modified、
If-None-Match/Etagを使用し、Proxyした結果のステータスコードが304の場合はキャッシュを引き続き使用します。
200が返ってきた場合は再度変換を行います。

変換元サーバの制約などで上記ヘッダが正しく送受信できない場合は、変換元コンテンツのハッシュ値(MD5)
を用いて変更を確認する事も可能です。この場合は、Proxy時にIf-Modified-SinceやIf-None-Matchヘッダを送信せず、
応答されたコンテンツのMD5を計算し、前回キャッシュを作成した際に記録した変換元コンテンツのMD5値と比較して、
変更が無い場合はキャッシュを引き続き使用し、変更があった場合は再度変換を行います。

HTMLキャッシュはクエリー文字列を含むURL単位で管理されます。
そのため、URLだけでGeneCode変換テンプレートが決定できる必要があります。
template-mapping.csvだけでテンプレートが決定できる場合はHTMLキャッシュを使用する事ができますが、
URLだけでは決定できず、コントローラを用いてテンプレートを決定している場合はキャッシュを使用する事ができません。

詳細につきましては、運用マニュアルをご参照ください。