GCランタイムパッケージ version 1.1.0 (2013/01/15リリース)
新機能
【HTML変換】
- 端末情報を独自JavaScriptで拡張する機能を追加
- gcruntime.getVersion関数を追加
- GCHtmlEngineディレクティブで環境変数によってOn/Offを切り替える機能を追加
【画像変換】
- 画像キャッシュの保存レベルを設定する機能を追加
- PCサイトからのレスポンスされた画像のETagを無視する機能を追加
- GCImgEngineディレクティブで環境変数によってOn/Offを切り替える機能を追加
【CSS変換】
- GCCssEngineディレクティブで環境変数によってOn/Offを切り替える機能を追加
変更点
【HTML変換】
- HTML変換後は「Cache-Control: no-cache」を出力し、Last-Modified/ETagは出力しないように変更
- 処理中のメモリ使用量を削減(v8オブジェクトのメモリキャッシュを廃止)
- gc-each使用時のメモリ使用量を削減(gc-viewのDOM再利用)
【テンプレート】
- テンプレートに直接記述されているa、formの相対URLの変換ルールを変更
- HTMLキャッシュがONのとき、テンプレートやテンプレートマッピングが変更された場合にも、HTMLキャッシュが更新されるように変更
- gc-logではブラウザコンソールへの出力は行わず、HTMLとして出力するように変更
- gc-view内も相対URL変換が行われるように変更(gc-scriptは変換が行われないまま)
【画像変換】
- GeneCodeサーバ上に配置した画像は画像変換処理を行わないように変更
- デフォルト設定では変換元の画像をキャッシュしないように変更
- アニメーションGIF変換時のフレーム上限を解除
- 不正な画像データをキャッシュしないように変更
- 画像変換時のメモリ使用量を削減
- アニメーションGIF処理時のメモリ使用量を削減(暫定)
【その他】
- HTMLキャッシュ/画像キャッシュ内部のディレクトリ構成をProxy先URLベースに変更
- ディレクトリ構成の変更
(/home/genecode/js → /home/genecode/appjs, /var/genecode/js → /var/genecode/sysjs 、/var/genecode/conf → /var/genecode/sysconf)
バグ修正
【HTML変換】
- 変換元HTMLが不正なDOCTYPEの場合に不正なメモリアクセスが発生していた不具合を修正
- 変換元HTMLがShift_JISもしくはEUC-JPの場合、その文字エンコーディングでサポートされていない文字(中国語など)が文字化けする不具合を修正
- terminfo-keys.csvで端末情報項目数の上限チェックが行われていない不具合を修正
- 運用中に端末情報のMMAPファイルを削除した場合に不正なファイルが作成される不具合を修正
【テンプレート】
- doctypeノードのpublicIdプロパティ, systemIdプロパティ, internalSubsetプロパティを参照するとSegmentationFaultが発生する場合がある不具合を修正
- 要素以外のノードに対してattributesプロパティを参照するとSegmentationFaultが発生する不具合の修正
- gc-includeする側のJavaScriptのスコープがgc-includeされる側のスコープと異なっている不具合を修正
- gc-includeでパーツをincludeすると、gcidの値によってはパーツが正しく出力されない不具合を修正
- gc-scriptやgc-view内のタグについても相対URL変換が行われていた不具合を修正
- gc-view内でgc-convert="on"を付けたタグのURLが変換されない不具合を修正
【画像変換】
- 3G回線の時に画像を圧縮する機能が動作していない不具合を修正
【その他】
- ライセンスログメッセージにモジュール名が正しく出力されていなかった不具合を修正
その他
- 不要なログメッセージの削除
- gcparts.js.binを更新(メモリ使用量を削減)